膠原病とは


膠原病は、1942年、米国の病理学者クレンペラーによって名付けられました。

それは、人体の膠原線維を含む結合組織の異常を共通点とする、


(1)全身性エリテマトーデス
(2)強皮症
(3)皮膚筋炎
(4)結節性動脈周囲炎
(5)関節リウマチ
(6)リウマチ熱


の6疾患を総括して名付けられた病気です。

 
 近年、
(7)シェーグレン症候群
(8)混合性結合組織病
(9)ウェゲナー肉芽腫症
(10)アレルギー性肉芽腫性血管炎
(11)側頭動脈炎
(12)大動脈炎症候群


なども膠原病の中に含まれるようになりました。

膠原病は未だ原因もわかっておらず、症状はきわめて多彩で、原因不明の発熱、皮膚の異常、(発疹、結節など)、関節痛が共通してみられ、病気の進行に伴って、腎臓・心臓・肝臓・脳・消化管などの内臓の障害がみられる病気です。

 

発症は20歳代から40歳代に好発し、特に女性に多い病気です。